“おもてなし”という意味の「ホスピタリティ」を語源とする「ホスピス」は、ヨーロッパで発展してきた、終末期患者への医療を中心とした総合的ケアのことです。
日本においては、病院での緩和ケア、つまり、病棟におけるケアがほとんどで、がん末期などの治療不可能な疾患の終末期ケアを指すのが一般的です。
私たちが行う「ホームホスピス」は、高齢になって病いを持ったり、思わぬ障害とつきあうことになったりした時に、自宅に限りなく近い環境で、最期の瞬間まで安心して共に過ごせる場所です。その時間がたとえわずかであっても、その人らしい生活が尊重される、その人にとって安心できる居場所です。